取引所における各商品の取引方法に、「ザラバ」や「板寄せ」があります。
「ザラバ方式」とは、株式取引などと同様、取引開始時間と取引終了時間が決められていて、その間、自由に取引が行なわれる方式のことです。
午前中の取引(前場)は午前9時に始まって11時に終了し、午後の取引(後場)は12時半から15時半まで行なわれますが、この時間帯に、買いと売りの注文がコンピュータ上で自動的につき合わされ、連続的に値段(約定価格)が決まっていく仕組みです。
ザラバ方式では、指値注文よりも成行注文が優先して扱われます。
また、同じ値段の注文の場合では、より早く受け付けられた注文が優先的に扱われます。
板寄せ方式」とは、午前9時から午後3時の取引時間の間に、通常は前場3回、後場3回の取引が行なわれ、値段が決まっていく仕組みです。
この取引は「節(せつ)」と呼ばれ、それぞれ「前場1節」「前場2節」「前場3節」「後場1節」「後場2節」「後場3節」と言います。
この節ごとに買い数量と売り数量の合計を比べ、買い数量が多ければ仮の約定価格を引き上げて買いを減らす(売りを増やす)ようにし、逆に売り数量が多ければ価格を下げて売りが減る(買いが増える)ようにして、買いと売りの数量をいわば手動で調整し、最終的に両方が一致した価格ですべての注文が成立する仕組みです。
一部の銘柄に注文が集中し、約定の処理が物理的に不可能になる場合があります。
このような場合、ザラバ中であっても、いったん商いを中断し、改めて、板寄せ方式による値付け方法で取引を再開する場合があります。
このような中断を板寄せ中断といいます。
この「板寄せ」の際には、笛を吹いて場立ちに知らせることから「笛吹」とか「笛」とか言われます。
商い集中で板寄せ中断した銘柄のことを「笛吹き銘柄」と言います。
コンピュータ化された今では、この板寄せ中断はまず見ることが出来ませんが、バブル絶頂期は、必ず、立会場銘柄の何割かは板寄せ中断をしていました。